果敢に登るまるめろ
2月5日 1泊2日 奥日光 奥日光高原ホテル

雪国育ちのたーちゃんは、大の雪ん子で、冬山が大好き。
毎年シーズンが来ると、毎週のようにゲレンデへと出かけていたのだが、
我が家に寒がり犬が来てからというのも、すっかり雪山から足が遠ざかっていた。
先週、雪の軽井沢へ寒がり犬を連れて遊びに行ったところ、意外にも楽しそうに雪道を歩いている姿を見て、
「これはもしや、雪山もアリなんじゃないの?」と、雪の奥日光へ真実を確かめに行くことになったのである。

いつものごとく、のんびりと9:00に出発し、
東北道の佐野SAでトイレ休憩。
芝生もあって、犬連れ休憩にはGOODです。

雪のいろは坂も無事越えて、日光に到着。
駐車場では、寒さに固まっていたまるめろも、
お散歩だとわかり、張り切りモードへ。

日光アストリアホテルでスノーシューをレンタルし、
いざ森の中へ!

←これがスノーシュー。
テレマークスキーと同じように、
踵が上がるようになっている。
↓前進は易し、後退は難し。

フカフカの新雪でボール遊び。
ボールさえあれば、寒さも空腹も、まるめろには関係ないらしい。

「早くボール投げてよ!!」

遠くに投げると、体を半分雪に埋めながらも、
ラッセルしながら、ボールを追って走る。
リビングでストーブの番をしているまると
同じ犬とは思えない。

「もっと遠くに投げてよ!!」

スノーシューで歩いた後には、大きな足跡が残る。
もちろん、右・左・右・左と穴が出来るのだが、
新雪をラッセルするより、踏みしめられたその穴の上を
走ったほうが楽だということを学習したまるめろは、
アジリティーのポールのごとく、
左右にぴょんぴょん跳ねながら我々を追いかけて来る。
まるでウサギだ。

さて、お待ちかね、人間さまのランチタイム。
まるの身体を拭いて、キャリーバッグへ。
「あんたはちょっと待っててね」
震えながら食べるラーメンは最高!
ビール(雑酒だけどさ)はもちろん、天然の冷凍庫で。

宿に戻り、温泉と夕食を楽しんだ後、
まるのパッドをメンテナンス。
よし、夜のお散歩へ出かけよう!

昼間のうららかな陽気とは対照的に、強い風が雪を舞い上げ、頬を打つ。
「痛冷たーい」と叫びながらも、雪の灯篭祭りへ。

この時期、土日だけ開かれているという、このお祭り。
雪の壁に穴を開けた灯篭をが20Mくらい続いている(だけ)。
穴の中には、半分に切断したペットボトルが入っており、
その中でろうそくの明かりが揺れていた。
キレイだけど、見とれている暇はなし。
ぼんやりしてると凍ってしまう。
この寒さの中でも、雪だまを投げると、
元気に走り回るまるめろ。

ひとしきり遊び、暖かい部屋に戻ったとたん、
バタンQ。ま、当然だね。
旅館案内所で、甘酒のサービスがあり、
ほんのり生姜味の甘酒で体を温める。
翌日、少し曇っていて、風も強い。
「ブラッとお散歩したら、帰ろうか」ということになり、近所の『あんよの湯』へ行ってみることに。
いわゆる「足湯」であるが、前回来た時に、ホテルの人に勧められたのに、行かなかったので、
今回は、冷たい足を暖めてから帰ろう、ということになったのだ。
しかし、行ってみると、冬季は閉鎖とのこと。ダメじゃん。冬なればこその足湯じゃないのか!
と思ったが、この豪雪具合を見れば、しかたがないのかな。

ということで、足湯の代わりに源泉を見に行った。
60度の温泉が湧き出ている。
温かい。

ホテルのお風呂のお湯は、白と緑を足した色で
うぐいす色の乳白色と言うのだそうだ。

でも、この辺りに流れ出ているお湯は、無色だった。
源泉は透明で、空気に触れるとだんだん色が変わるらしい。
除雪された雪を積んだ高さを見れば
今年の豪雪ぶりがよくわかる。
お寺を発見。
ちょっと遊んでいくことに。
雪球を投げると・・・
たーちゃんも登ってみました
参道に並んだ灯篭。雪帽子がかわいい。
お日さまが出てきたので、やっぱり森へ行くことにした。
心配していた風も、木々の間にいれば、気にならない。
雪が深いため、レインコートのズボン内に雪が溜まってしまう。
クツもすぐにズレてくる。
レインコートはセパレートタイプなので、クツと共に脱がせてみた。
すると、脱がされたことも気付かぬ様子で、
お尻丸出しで雪遊びにいそしんでいた。
なんだ、お前、普通の犬じゃん!

ラッセル、ラッセル
2日間、お天気も雪も最高のコンディションだった。
風もなく、花粉も無く、こんな日は、シーズンに2回とない。

私もまるも、よく遊んだ!
でも、一番はしゃいだのは、
まると雪の中で遊べるとは思っていなかった
雪ん子たーちゃんに他ならない。
「雪って冷たいけど、楽しいね!」